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大陸に住む種族と民族
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現在、この世界には多くの種族や民族が暮らしているが、500年前からは人間がその大多数を占めている。北方では尊大で好戦的な数々の王国が領地を取り合って互いに戦い、同時に南方の強大なニルフガード帝国との戦争を続けてきた。勢力を拡大し続けるニルフガードは、国境を接するいくつかの小国を征服した後、ここ数十年間は北方への進撃を繰り返し、着々と領地の拡大を進めている。
ニルフガードと北方諸国はすでに2回の大戦を経験しているが、現在の第三次北方戦争こそがこの世界の行く末を決めるだろうと言われている。
人間以外の種族が世界の支配者として君臨していたのは、もはや遠い過去の話だ。エルフやドワーフ、その他の非人間族は人間が支配する世界で人間との共存を強いられ、それは多くの場合、差別や排斥、隔離地域での生活を意味している。彼らが人間からの偏見や差別、憎しみに晒されない日はない。
それに耐えられない非人間族は、辺境の森や山の中に移り住むことを余儀なくされてきた。文字どおり世界の果てに追い詰められた彼らは、種の生存をかけて、人間に対し抵抗を続けている。彼らは勇敢かつ英雄的に戦っているが、敗北はすでに運命づけられている。この凄惨な争いの中で、彼らは撤退も降伏も、捕虜になることすら許されないまま命を落としてゆく。人間と非人間族との間の溝が挟まることはない。
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